top of page

「ICHIGU_WO_TERASU」

”探そうとするのではなく、聴く。心の震えに耳を澄ませる。"

この度は、絵画展「ICHIGU_WO_TERASU」にお越しくださり 本当にありがとうございました。

本作品展は、展示名でもある「一隅を照らす」というテーマのもと、

静けさの中でふと足を止め立ち止まることで見えてくる身近な景色や温もり、

自分の心のふるえから再び絵を描き始めてみようと思い制作した作品約20点を展示したものになります。

自分を愛するということ。自分の心の光と付き合いきる覚悟をするということ。

不完全な自分のまま 幸せになっても良いということ。

今回の展示までの2年間は、自分の中にある「少し立ち止まってみたい」という声を拾い、

今まで取りこぼしてきた景色や心の声を掬い取るためのものでしたが、

そうして静けさに目を向けるということは、自分の内側から生まれるものを待ちながら、

自分のあるべき姿を思い出していく作業でもありました。

「僕は心からの声を絵に描けたら、嬉しい。楽しい。」

そうやって笑っている姿で何かしら人に伝わっていくものがあれば、

それが自分にとっての「一隅」なのだと思うし、

そうやって自分の歩みと誰かの歩みが関係し合えるのなら、

僕はその一点に立って いつまでも光を歌っていたい。

くるくるとダンスを踊ってみたい。

自分のまわりの風景やその時々で生まれる絵のカタチは日々移り変わっていくけれど、

小さな光をひとつずつ集めるように、この先もそんな感性を絵にしていこうと思う。

本作品展を行った pieni deux のギャラリーでは一年にたくさんの展示が行われていますが、

寒い中展示に来てくださった方々、
搬入や期間中など助けてくださった友人やオーナーのひでみさん、
展示に興味を持ってくださった方々のおかげで
とてもあたたかく素敵と空間となり無事に会期を終える事ができました。

ここまで絵を描かせてもらえた たくさんの人のつながりや支えに、心から感謝申し上げます。

皆さま、本当に本当にありがとうございました。

この展示でカタチになった作品たちが、これからも自分や似た思いをもつ誰かの生きる糧になり、

自分たち一人ひとりにとっての「一隅」を思い出せるものでありますように。

2018.1.15  幸山将大 

 

date: 2017.11.18[Sat] - 12.3[Sun]

place: pieni deux

https://pieniecole.jimdo.com

 展示風景 / exhibition view

展示中の写真たちです。期間中の空気が少しでも伝われば。

木漏れ日とストーブと人の笑顔の温もりに溢れた、素敵なギャラリーでした。

bottom of page